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2009-07-10

大岡昇平「野火」読了

描かれている状況は悲惨きわまりない
戦争の様子なのに、
私には、なぜか音のない、白黒のような
静寂のようなものを感じる。
以下、若干ネタバレ。
野火 (新潮文庫)野火 (新潮文庫)
(1954/04)
大岡 昇平

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カニバリズムか。

生きることと死ぬことってなんやろと改めて思い出させてくれる。
薄い本やからとなめてはいけません。
あまりの内容の濃さにびっくりいたしました。

そこまで生き延びようとするのも人間。

人間を食べるという行為に心を揺り動かされながら、
どこかでそれを阻止自分。

行為に及ぶのと及ばないことの違いは?

善偽善?
死んだということで人間ではないと割り切れない主人公?
セーブさせてたのに、

あっさり同僚が「猿」と言って渡されたものを
なんとなく、わかりながら口にする。

結果、それが心の仇になったんやろうが。

死んだものでも人間の尊厳があるということで
割り切れないのに、
生きるということには勝てないのか。

なんだか深くて、複雑すぎて、
何をどう書いていいのかわからない。

結局、主人公のタムラに人肉を薦め、食べさせた男を殺してしまうんやけど、
それは結局、そういう行為を許せなかったのか。
でも、何気にわかりながら、あなたも口にしてたではないですかとも
思うが。

彼を殺すことで自分を正当化しているようにも。

人間を人間と思えなくなるのが戦争だというのは
永遠にかわらないんやろう。

あなたがそういう状況になったら・・・

私は食べない。

確固たる理由がみつけられないけど、

絶対に食べないとおもう。

それも善偽善なんやろうか。

それでもいいや。
私は食べない。



思う。

としか、今は書けないが・・・・




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